税理士試験におすすめするボールペンについて、税理士受験生だった頃の実体験を踏まえて税理士が解説します。
- 税理士試験にはどのボールペンがおすすめなのか
- ボールペンの芯はどんなものを使えば良いのか
- 税理士試験におすすめしないボールペン
- 税理士試験で使用が認められているボールペンは?
- 試験には何本ボールペンを持って行ったか
税理士試験の理論を書くのが大変です。
おすすめのボールペンってありますか?
私も当時同じ悩みを持って色々試しました。
おすすめはジェットストリームです。
芯にもこだわった方が良いですか?
好みにもよるかもしれませんが私は青系(ブルーブラック)
太さは0.5㎜を使用していました。
少しでも万全な状態で税理士試験に挑みたいです。
詳しく教えてください。
はい、実際に税理士受験生だった頃を振り返りながらおすすめのボールペンについてお伝えします。
税理士試験で使うおすすめボールペンはジェットストリーム
税理士試験におすすめするボールペンはジェットストリーム アルファゲルグリップです。
手になじむ重量感と、アルファゲル部分のグリップが指にフィットして疲れないからです。
重量感があると疲れるのでは?
そう思われるかも知れませんが逆です。
軽すぎると安定しないため強く握る必要があります。
このジェットストリームの重量感は握ってみると分かると思いますが、手になじむ重量感なんです。
力を抜いてリラックスした状態で手になじむ→力まず書けるので少しでも疲れない
税理士試験の理論問題はとにかく早く、多く書く事が多いので力まず書くというのはポイントになります。
よって、私が一番おすすめするボールペンはジェットストリーム アルファゲルグリップです。
疲れにくさが違います。
力んでしまうペンでは理論問題を時間内に書ききるのは心許ないですが、このペンなら…と思えるフィット感があります。
ボールペンの芯は0.5㎜、色は青がおすすめ
芯の太さは05.㎜、色は青がおすすめです。
色が黒より青が良い理由は、印字の色との差別化です。
問題用紙にメモすることも多いので、印字された黒と違う色を使う事で少しでも自分が書いたメモを見間違えたり見落としたりするリスクを軽減するためです。
私は別メーカーの芯を入れる方法でブルーブラックという青と黒の間の色を使っていましたが、今はその方法が使えなさそうです。
青かブルーブラックかは好みの問題だけで黒との差別化という意味ではどちらでも大丈夫なのでそれほど問題ではありません。(なのでその方法は割愛します)
太さは「理論の記述と問題用紙へのメモ」この二つの観点からベストを探すのが良いと思います。
この二つの観点から考えた時に私は0.5㎜だったという訳です。
太さに関しては筆圧等にもよると思いますので実際にサイズをいくつか試すのがおすすめです。
私は他に0.38㎜と確か0.7㎜or0.75㎜(もう記憶が薄れています)を試してみました。
0.38㎜は細くて少し力んでしまうので理論の記述だけを考えると0.5㎜以上の方が良さそうでした。
0.7㎜か0.75㎜も悪くなかったのですが、小さいスペースにメモを書くこともあるので消去法で0.5㎜になったという感じです。
問題用紙にメモを記述するという視点だけであれば考えると0.38㎜の方が良かったのですが、「理論の記述」への影響を重視して0.5㎜にしました。
多機能タイプのボールペンはおすすめしません
逆におすすめしないボールペンは多機能ボールペンです。メリットもありますが、私は試してみた結果やめました。
なぜなら、多機能ボールペンは芯を使い分ける事ができるというメリットがそのままデメリットでした。
確かに芯(色)を使い分けるのはメリットがあります。例えば問題用紙へのメモは赤にするとか。
ただ、目的別にカチャカチャ芯を切り替えるのに思考が一旦途切れてしまうというデメリットを感じました。
- 切り替えるために持ち方を変える
- 手元の切替え部から赤を探す←思考が切り替わるポイント
- 赤のボタンをスライドする
- 書くように持ち方を戻す
このように4工程発生しているのが原因でしょうか。中でも「②手元の切替え部の中から赤を探す」のは視線を移して、どれが赤なのか考えるため思考が切り替わるポイントだと思います。
どうしても色を使い分けたい場合は別で赤用のボールペンを用意すれば良いと思います。
- 机上の赤のボールペンを視認する
- 左手で赤ボールペンを取り、右手のボールペンを持ち替えつつ、左手で青ボールペンを戻す
2工程目のボリュームが多いですが一連の動作になるので工数としては削減されます。思考の切り替わりポイントも発生しません。
結局私は色の使い分けはしませんでしたが、赤インクには本体色がピンクのジェットストリームを用意していました。
本体の色で分ければ視認も容易です。薄いピンクで可愛いですよ。
フリクションタイプは本番では認められていませんが…
フリクションは書き損じの時に便利ですが、NGです。先ほどの赤インキも解答用紙への使用は認められません。(問題用紙や下書用紙であれば大丈夫です。)
税理士試験で使える筆記具は指定されていますのでそれ以外は使用できません。
筆記具にはこだわるべきだと思いますが、必ず指定されているものを使用するようにしましょう。
ただ、フリクションは計算問題などの解き直し時には重宝します。
計算問題の解き直しに便利なフリクションペン
税理士試験は基本的に何度も解き直しをすることになります。その度に、解答用紙や問題用紙をコピーしていては大変です。
そこで私は計算問題の解き直しにはフリクションペンを使っていました。
フリクションペンは熱で消えて冷気で復活(?)するペンです。復活はさておき、熱で消えるのは解き直し用として使うのは便利です。
熱はある程度高温である必要があるのが注意点で、夏場の車内においておけば消えるという説もあります。
ドライヤーで消すというのも定番ですが以外と消しにくく、結局私はカーボンヒーターをあてていました(夏でも笑)。
解き直しにはフリクションペンを使うと、次の解き直しの準備に要する時間が削減されるのでその分他の事に時間が充てられますよ。
フリクションはインク消費が早い(ような気がします)ので、替え芯も一緒に購入しておく事をおすすめします。
税理士試験本番ではボールペンを4本机上に置いていました
本番に持って行ったボールペンの数は5本。本番では1本握っていますので机上に置いていたのは4本です。
- 予備2本
- 予備に何かあった時用1本(もはや何用か分からない笑)
- 赤インキのボールペン(結局使いませんでした)
正直こんなにいらないです笑。予備に何かあった時用と赤はいらなかったかもしれませんね。
でも、何かあった時にどうしよう…とドキドキする気持ちを完全に払拭できるなら1,000円~2,000円(ボールペンの1~2本)くらいたいした出費ではありません。
人生かけて挑んでる試験ですからね。
机上に置いていた4本のうち半分くらいは予備用というよりも精神安定剤としての役割だったような気がします。
まとめ
会計科目ではボールペンまで気にしなくても良いかもしれません。
ですが、税法科目(理論記述)ではボールペンまでこだわった方が良いです。
理論記述は誰しも壁にぶつかると思います。
少しでもベストを尽くせるように使用する道具にも投資をしましょう。
コメント