【税理士試験の理論】覚えられない理論はランク別攻略で対策する!

税理士試験の理論範囲が膨大で理論を覚えきれません

全ての理論を覚えるのが理想ですが、現実的には難しいですよね

何か良い方法はありませんか?

すべて覚えられないのであれば優先順位をつけて対応するのが一番です

今回は「理論範囲を全て覚えきるのは大変→対策として優先順位」というテーマです。

「一つ一つの理論が覚えられない」そんなお悩みの方はこちらで私が実際に理論をどうやって回していたかを書いていますので良かったら参考にしてください。

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目次

覚られない税理士試験の理論はランクに応じて攻略

税理士試験の理論暗記、本当に大変ですよね。すべての理論を完璧に覚えようとすると、膨大な時間と労力が必要になります。理想を言えば全て覚える事ですが、覚えきれないのが現実です。

対策としては予備校の理論ランクに応じて優先順位をつけてランク別に攻略するのがおすすめです。

なぜなら全ての理論を完璧に持って行くのは時間が足りません。

税法は国税徴収法以外は計算問題があるので、計算対策にも時間を割かなければいけません。

ランク分けをすることで、有限な学習時間を有効活用でき、モチベーションの維持にもつながります。

税理士試験の理論ランク別攻略法

理論のランクは自分の予備校のランクを参考にしつつ大手競合も参考にします。

基本的なランク付けは予備校にお任せ(理論テキストに記載されている重要度を参考に)していました。

ここではランクごとに私が受験生時代にどのくらいの習熟度を目指していたのか&なぜそのくらいのレベルを目指したのかポイントをまとめていきます。

Aランク理論の暗記対策:完璧にマスター

習熟度:時間内に確実に書けるレベルに仕上げる

暗唱、音読がメインスタイルの私も、Aランク理論に関しては時々時間を計って書いていました

ポイント
  • 出題頻度が高い
  • ライバル受験生も確実に対策している

税理士試験は相対試験と言われていますので、多くの受験生が書けるであろうAランク理論は必ず抑えなければいけません。

酷な話ですがその年の出題が全てAランクの場合、1年間Aランクのみを完璧に仕上げた人と、全体的に満遍なく仕上げた人ではAランクしかやらなかったけど完璧に仕上げた人が有利になってしまいます。

そんな事が無いように、「理論全体をカバーしつつもAランクは手厚く」が鉄則です

他の受験生も必ず押さえてくる部分なので、完璧な暗記を目指しましょう。

Bランク理論の暗記対策:5~8割程度で臨機応変

習熟度:ある程度書けるようにする(Bランクの中でも臨機応変な対応が必要)

ポイント
  • Aランクに次いで出題可能性が高く、得点源やアドバンテージとなる可能性がある。
  • ライバル受験生の対策状況は十分でない場合が多い

重要度によって、深堀りする範囲を変えるのがおすすめです。

なぜなら、実質的には「A寄りのB」、「C寄りのB」が存在するからです。

肌感で 【B+、B、B-】など、細かくランク分けしちゃいましょう

柱挙げでAランクと絡むようなBランク理論はB+のようにある程度学習を進めていけばその理論の重要度が肌感で掴めるようになります。

他の受験生はBランクまで手が回っていない場合もあります。特にBやB-まで対策できる方は意外と少ないと感じていました。ですので書けるようになっているとアドバンテージが取れます。

B-までいくと、次のCランクより少し習熟度を上げるくらいのレベルを目指してみるのをおすすめします。

Cランク理論の暗記対策:書けなくても内容を理解する

習熟度:理論テキスト通りに書けずとも、内容はある程度理解

ポイント
  • 出題頻度は低いが、白紙はNG
  • ライバル受験生の対策状況は不十分の場合が多い

理論テキスト通りのべた書きレベルまでは目指さずに、ある程度「こんな感じ」と説明できるレベル感を目指す。で良いと思っています。

時間が限られているのでCランク理論に手を付ける事ができる人自体が少ないと思います。(実際少ないと感じていました)

したがって、べた書き出来なくても良いんです。まずは内容を大まかに理解することが重要です。

内容をある程度作文レベルででも説明できれば十分アドバンテージになりそうです。

私はCランク理論の暗記が苦痛(はっきり言うと面白くなかった笑)ので、「ある程度で良いんだ」と割り切ることで理論暗記のモチベーションが保たれました。

参考までに私はCランク理論は月1~2くらいのペースで触れていました。

私が税法の試験に合格できるようになったのは

私が税法の試験に合格できるようになったのはCランクまで含めて全ての理論を抑えるようにしてからです。

全ての理論を抑えていることで、問いに対してどこまで対応すべきかなどが見えてきます。

税理士試験はその年によって、多数の受験生が理論を書けずに計算に注力すべきだったという年など様々です。

全体を把握している事で、理論にどのくらいリソースを割くべきか戦略を立てることができます。

この気持ちの余裕は本番で良いパフォーマンスを引き出すために重要だったと思います。

また、このように対策する事で白紙部分が無くなったのも効いていると思います


今回ご紹介したのはすべての範囲を覚えきれない場合に優先順位をつけて最低でもこのレベル感まで目指すことをおすすめしているものであって、ここまでやればOKですというものではありません。

あくまで限られた時間の中でどうやって対策するかという考え方ですので、理想は最初に書いたように全ての理論を完璧に抑える事となります。

理論暗記は決して楽な作業ではありませんが、諦めずに継続することが大切です。参考になる部分が嬉しいです。

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この記事を書いた人

本業は税理士です。

幸せな人生を目指してポジティブなライフスタイルの共有というコンセプトで自由に書いています。
仕事も人生の豊かさに繋がると思います。仕事柄、事業やデスクワークに関する内容が多いです。

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